現在新規予約受付を一時休止しております。ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。(2023年10月18日時点)
対面による消化器外科受診をご希望の方は、亀田クリニック予約センター(04-7099-1111)にお電話をお願いいたします。
肛門疾患のオンラインショートオピニオン
1)診療科の紹介
直腸肛門科では、痔核(脱肛)、痔ろう、裂肛(切れ痔)などの肛門疾患の治療と、便失禁、排便困難などの排便障害の診断・治療を行っています。肛門は毎日使う大事なところですが、自分でみることは難しい場所です。症状があっても家族や友人に相談しにくく、そうかといってすぐにすぐにクリニックで診察を受けるのも場所が場所だけにおっくうです。
オンライン診療を利用していただければ、そういう悩みを持つ方のおおよその診断と治療方針をお答えすることができます。また、オンライン診療でお話をすることで、信頼関係が育まれれば、肛門の悩みを解決することにより積極的になれる利点があります。
2)オンライン診療の対象となる方
①痔核の方
痔核の主な症状は出血、脱出ですが、特に排便時に肛門から脱出して困る場合は手術が必要です。手術というと“痔を切ると痛い”といって消極的に思う方がほとんどですが、最近は痛みが少なく再発も少ない手術ができるようになりました。ALTA療法+粘膜縫縮術(硬化剤で痔を小さく固めた後に直腸粘膜を縫い縮めて、固めた痔を挙上する)です。
②痔ろうの方
痔瘻は下痢がちの人に多く、はじめは肛門周囲膿瘍といって肛門の周りに“うみだまり”ができることから発症します。“うみ”が出てしまい、肛門のなかとおしりの皮膚の間にトンネルができたものが痔ろうです。痔瘻の手術は肛門を取り巻く筋肉を切開する手術が一般的ですが、手術後にガス漏れや便もれをきたす危険があります。当科では肛門の筋肉を温存する手術(括約筋間瘻管結紮術)を行っています。
③直腸脱の方
直腸脱とは肛門より上位にある直腸が肛門外に脱出するもので、便もれ、便秘、出血をきたします。直腸脱の手術のなかで再発の少ない手術は、おなかの創から行う直腸固定術です。当科では自律神経を温存する腹腔鏡下腹側直腸固定術という手術を、日本で一番早く2011年に導入し行っています。手術後のリハビリテーションの実施により手術の翌日に退院が可能です。

3)オンライン診療前にご用意いただきたい書類
オンラインショートオピニオンのため、特にご用意頂くものはございません。
4)診療時間
1回20分
毎週火曜日、水曜日の17:30~17:50(他の曜日及び時間帯につきましては要相談)
5)料金
6,000円(税込)/20分
6)診療実績
①痔核に対する痛みの少ない手術(ALTA療法+粘膜縫縮術):200例
②痔ろうに対する肛門の筋肉を切らない手術(括約筋間瘻管結紮術):190例
③直腸脱に対する腹腔鏡下腹側直腸固定術:300例
7)担当する医師
亀田総合病院消化器外科部長 角田明良(つのだ あきら)
日本外科学会専門医・指導医
日本消化器外科学会専門医・指導医・特別会員
日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員
日本臨床外科学会・評議員
日本消化器病学会専門医・指導医
研究実績
Transanal repair of rectocele: prospective assessment of functional outcome and quality of life.
Tsunoda A, Takahashi T, Kusanagi H.Colorectal Dis. 2020 Feb;22(2):178-186.
Tsunoda A, Takahashi T, Matsuda S, Kusanagi H. Tech Coloproctol. 2021 Dec;25(12):1281-1289.
Quality of life after laparoscopic ventral rectopexy.
Tsunoda A, Takahashi T, Ohta T, Kusanagi H. Colorectal Dis. 2016 Aug;18(8):O301-10.
Tsunoda A, Ohta T, Kiyasu Y, Kusanagi H. Dis Colon Rectum. 2015 Apr;58(4):449-56.
Tsunoda A, Takahashi T, Kusanagi H. Int J Colorectal Dis. 2019 Oct;34(10):1681-1687.
Tsunoda A, Takahashi T, Ohta T, Fujii W, Kusanagi H. Tech Coloproctol. 2016 Feb;20(2):101-7.
Tsunoda A, Takahashi T, Kusanagi H. Tech Coloproctol. 2017 Aug;21(8):657-665.
Anal function after ligation of the intersphincteric fistula tract.
Tsunoda A, Sada H, Sugimoto T, Nagata H, Kano N. Dis Colon Rectum. 2013 Jul;56(7):898-902.
英文論文:113本 和文論文:171本 合計284本 (2022年4月現在)
利用方法
利用方法は、以下のボタンからご覧ください。
申込方法
オンライン診療システム「Smart Cure」で、「患者登録」をお願いします。
患者登録後、「予約」から申込フォームをご記入ください。
当院担当から、ご相談内容と診療日時の連絡を差し上げます。